赤ちゃんの心臓病がわかったご家族へ
2. 赤ちゃんの入院について
– 医療チームの紹介 –
ご家族の皆様
ご家族の皆様は、赤ちゃんの治療チームで最も重要なメンバーです。赤ちゃんの入院生活や治療についての希望や思いなどを遠慮なく医師・看護師にお話下さい。
医師
お母さま、赤ちゃんの主治医として産科、新生児科、心臓血管外科、循環器科などの医師がチームとなって、話し合いながら分娩時期・赤ちゃんの治療方針などを決定していきます。
看護師
受持ち看護師を中心に、赤ちゃんの毎日のお世話・看護をさせていただきます。赤ちゃんの治療のことや育児のことなど何でも気軽にご相談下さい。
助産師
妊娠中から産後のお母さまのケアを提供させていただきます。お母さまの体調のことやおっぱいのケアなど気軽にご相談ください。
保健師
母子保健室にて、育児への不安のサポートをしています。ご両親と一緒に心配事を解決していけるよう相談に応じています。また退院後の生活では、お住まいの地域の保健師を紹介し、入院時と同じように保健師のサポートが受けられるように調整しています。
医療ソーシャルワーカー
病気や障害によって起こる生活上のさまざまな心配事について保健師と共に活動しています。「どうしたらよいのかわからない」「誰に相談したらよいのか分からない」という時に母子保健室の医療ソーシャルワーカーをお訪ね下さい。
各種手続・医療制度
病棟保育士
子ども達が少しでも楽しく、安心して入院生活を過ごせるように、ご家族に代わって抱っこ、遊びの提供や病棟の飾り付けなどをしています。
– 赤ちゃんの入院までの流れ –
生まれた赤ちゃんは、赤ちゃんの心臓病以外の全身の状態によって判断されますが、主にPICUに入院します。状態が落ち着くと第3病棟へ転棟となります。
入院中の赤ちゃんには、身体の状態を知るために、心電図などのモニターがつけられています。状態によっては、呼吸の働きを助けるために機械(人工呼吸器)や酸素を使うことなどもあります。また、治療のために点滴を行うこともあります。赤ちゃんにとって、ご両親とのふれあいが何より大切だと考えていますので、状態が安定していれば、抱っこやおむつ替え、授乳などの参加も可能です。
PICU病棟見学について
赤ちゃんが入院する病棟のことを「もっと知りたい」「雰囲気を見てみたい」というご要望に沿うよう、妊娠中に前もって病棟の見学をすることができます。お母様の体調も考え見学は短時間を予定していますが、途中で気分が悪くなった場合には無理せず声をかけてください。ご不明な点は医師または産科スタッフへご相談ください。
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