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病院紹介

院長あいさつ

院長 浜島昭人

本年4月1日付けで院長を拝命いたしました。 当センターは1982年(昭和57年)に開設された県内唯一の小児専門病院です。「小児の専門病院として、未来あるこどもたちの生命(いのち)をまもり、すこやかな成長発達を支援します。」を基本理念として、これまで多くの患者さんたちを治療してきました。2005年(平成17年)には総合周産期母子医療センターが開設され、これまで当院で行っていた新生児に対する治療だけでなく、妊産婦に対する治療を含めた周産期医療の体制が充実しました。同時に小児集中治療室(PICU)も設置され、小児の重症患者に対して集中治療が行えるようになりました。障害児歯科も開設され、障害を持つこどもたちに対する歯科治療も行っています。今年度、医療的ケア児等支援センターも敷地内に開設されます。また、新型コロナ感染症の患者も多数受け入れ、重症患者は小児集中治療室(PICU)において治療を行ってきました。

今回の新型コロナ感染症のように、これまで経験したことのない感染症に対応するには、感染症病棟や医療機器などの設備だけでなく、診療を行う医療スタッフの充実も必要です。また当院は小児専門病院のため、合併症のある妊婦などへの対応が困難であることも問題となっています。当院も開設から40年が過ぎ、増築・改修を重ねてきましたが、建物の構造・設備などが診療上問題となることも増えてきました。この度、病院の建て替え・再整備を行って機能を強化する方針が県から示され、準備を進めていくことになりました。今後も「群馬県における小児・周産期医療の最後の砦」として三次医療を担い、安全で専門性の高い医療を行ってまいります。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和5年4月1日
院長 浜島 昭人