手術・全身麻酔を予定している方へ
新型コロナウイルスの術前検査
新型コロナウイルス感染症の流行のため、入院して全身麻酔で手術を受けられる患者さん全員に、術前PCR検査を実施しています。実施時期は、入院日・手術日が決まりましたら、スタッフから案内します。ご協力をお願いします。
手術前後の予防接種
手術の直前に予防接種を行うと、副反応による発熱などの症状が見られることがあり、感染症による発熱と区別ができない事があるので、手術の延期が必要になることがあります。手術後は、一時的な免疫抑制状態になることがあり、予防接種を避けたほうが良い期間があります。また、血液製剤などの影響で、十分な免疫がつかないことがあります。
当院で手術・全身麻酔を予定している方は、下記の期間をあけて予防接種していただくようお願いします。
予防接種から手術までに必要な猶予期間
生ワクチン接種後 | 3週間 |
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不活化ワクチン接種後 | 1週間 |
新型コロナウイルスワクチン接種後 | 2週間 |
- 生ワクチン:麻疹・風疹(MR)、水痘(水ぼうそう)、ムンプス(おたふくかぜ)、BCG、ロタウイルスなど
- 不活化ワクチン:ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、四種混合、日本脳炎、二種混合、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)、A型肝炎、インフルエンザ、狂犬病、髄膜炎菌など
- 緊急手術などの場合には、上記の期間をあけずに手術を行うことがあります。
- シナジスは、ワクチンには含まれません。接種から手術まで間隔を開ける必要はありません。
手術から予防接種までに必要な猶予期間
生ワクチン | 体調が回復したら(術後1週間が目安) |
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不活化ワクチン | 体調が回復したら(術後1週間が目安) |
新型コロナウイルスワクチン | 2週間 |
- シナジスは、ワクチンには含まれません。手術から接種まで間隔を開ける必要はありません。
- 入院中に、ガンマグロブリン製剤、輸血、ステロイド製剤などの投与を受けた場合には、予防接種できない期間が延長することがあります。
ガンマグロブリン製剤投与・輸血後の予防接種
ガンマグロブリン製剤・輸血を受けた場合に必要な猶予間隔
赤血球濃厚液
MR、麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ | 6ヶ月 |
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不活化ワクチン、BCG、ロタウイルス | なし |
血小板・新鮮凍結血漿(FFP)
MR、麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ | 7ヶ月 |
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不活化ワクチン、BCG、ロタウイルス | なし |
ガンマグロブリン製剤
MR、麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ | 6ヶ月(注) |
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不活化ワクチン、BCG、ロタウイルス | なし |
(注) 日本小児科学会は、川崎病などでガンマグロブリン製剤を投与後、6ヶ月以上の猶予期間をあけるよう推奨しています。一方、米国小児科学会は、ガンマグロブリン大量投与の場合、11ヶ月の猶予期間をあけるよう推奨しています。早期接種が望ましいワクチンについては6ヶ月を目処に接種可能ですが、接種開始時期に関しては、主治医とご相談ください。
麻疹ワクチン(麻疹・風疹ワクチンを含む)、水痘ワクチン接種後、14日以内にガンマグロブリン製剤を投与した場合、再接種が望ましい。再接種は上記の間隔をあけて接種する。