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診療科紹介

主に診療している疾患と診療実績

年間手術数は約400~450例です。鼠径ヘルニア・水腫の手術が約半数の200例前後を占めており、御家族の希望に応じて腹腔鏡でのヘルニア手術や、日帰り手術も施行しています。新生児症例は年間約30~40例です。疾患別では、新生児は先天性食道閉鎖症、先天性腸閉鎖症、先天性横隔膜ヘルニア、直腸肛門奇形(鎖肛)、ヒルシュスプルング病など先天異常が大部分で、乳幼児期では胆道閉鎖症、肥厚性幽門狭窄症、神経芽腫、腸重積症、消化管ポリープ、学童期になると急性虫垂炎、消化性潰瘍、炎症性腸疾患など年齢により主な対象疾患が異なります。

内視鏡手術が増加しており、近年では100~150例が内視鏡手術となっています。

周産期の管理が極めて重要となる先天性横隔膜ヘルニアや、巨大頚部腫瘤、腹壁異常症などの出生前診断例には新生児科、産科、麻酔科などとの出生前診断カンファランスで治療方針を決定しています。外科治療以外に化学療法や放射線治療などの集学的治療を要する小児悪性腫瘍には血液腫瘍科や放射線科との腫瘍症例検討会にて疾患ごとの検討が行われ、治療成績の改善に努めています。総合内科から腹痛精査があった場合には全身麻酔下の内視鏡検査を積極的に行っており、最近では小腸カプセル内視鏡検査も導入しています。