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部門紹介

放射線Q&A

放射線にはX線(エックス線)、ガンマ線、アルファ線、ベータ線など様々な種類があります。放射線検査で主に使用するX線やガンマ線はエネルギーが大きく、物をよく透過する性質がある電磁波です。放射線は医療をはじめ、農業、工業など幅広い分野で利用されています。身近なところでは空港での荷物検査などに利用されています。また、私たちは日常生活を送るうえで宇宙、大地、食物、大気など自然界から絶えず微量の放射線を受けています。実は目に見えないけれど身近な存在なのです。

放射線を用いた検査にはX線検査、CT検査、透視検査、カテーテル検査、核医学検査などがあります。X線検査はレントゲン検査や一般撮影とも呼ばれ、最も基本的で頻度の高い検査です。使用する放射線が比較的少量なため被ばくの少ない検査です。超音波検査やMRI検査には放射線は使用していません。

放射線検査は病気の早期発見や治療効果などお子様の病状を知るためにとても重要な検査の一つです。医師が適切な医療を提供するため「放射線検査にて診療情報を得ることがお子様にとって放射線被ばくのリスクよりも十分にメリットが大きい」と判断した場合に行われ、病変部の観察や治療行為の判定などの目的で放射線検査を繰り返し行うこともあります。検査に必要な放射線の量は体重の多い大人の方と小さなお子様で違います。当院ではお子様の年齢や体格に応じて必要最小限の放射線量を使用して検査しています。

通常の放射線検査では胎児に影響を与えるほど多い線量を受けることはありません。また、検査部位が下腹部以外の場合には胎児はほとんど被ばくしません。お母さんおよび胎児のリスクを考慮し必要時に検査を行いますので、妊娠時や妊娠の可能性がある場合は主治医にお声掛けください。

検査を安全かつ正確に行うためには、動かずに安静にしていることが必要です。MRI検査やCT検査では小さな動きでも画像がブレてしまい診断に影響することがあるためです。鎮静に使用するお薬は様々な種類があり、お子様により異なります。頻度としてはオレンジ色の甘い飲み薬であるトリクロリールシロップを使用することが多いです。お薬により呼吸が弱くなるなどの症状が出ることがありますが、使用する際には医師より詳しく説明があります。また、検査中はお子様の状態を観察し安全に検査ができるよう努めています。

造影剤はCT検査やMRI検査などの画像検査に用いられる薬剤です。血管から注入することで、心臓、血管や臓器の状態、病変部での造影剤の分布をより正確に知ることができます。医師が必要と判断した場合に使用されます。造影剤注入には細心の注意を払っていますが、ごくまれに副作用や血管の外に漏れてしまうことがあります。使用する際には医師より詳しく説明があります。また、検査中はお子様の状態を観察し安全に検査ができるよう努めています。

主治医または検査担当の技師へご質問ください。検査の方法や流れなどについて説明させていただきます。

参考資料