アレルギー・リウマチ科/感染症科
アレルギー・リウマチ科/感染科は、2021年5月に、アレルギー感染免疫・呼吸器科から名称を変更しました。これまで通り、アレルギー・リウマチ疾患・感染症の3つの分野を中心に、多くの病気の患者さんを診療しています。
小児アレルギー分野では、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、好酸球性消化管疾患、アレルギー性鼻炎などの疾患の専門的な診療を行っています。外来では、血液検査、皮膚プリックテスト、呼吸機能検査などを行い、患者様の病状に応じた適切な治療が提供できるよう、心がけています。食物負荷試験を入院で積極的に実施しています。その他にも、希少疾患である好酸球性消化管疾患の診療が当科の特徴となっています。外科と連携し、早期診断し適切な治療ができるように、力を入れています。重症のアトピー性皮膚炎の教育入院や気管支喘息の急性増悪の入院例も多く診療しています。
小児リウマチの分野では、若年性特発性関節炎、全身性エリテマトーデス(SLE)、皮膚筋炎、シェーグレン症候群、強皮症等の疾患に対する治療を行い、生物学的製剤を使用した治療経験も豊富です。また、クリオピリン関連周期性症候群、PFAPA症候群、家族性地中海熱などの自己炎症性疾患の診療も行っております。原因がはっきりしない発熱(不明熱)の原因を検索する経験も豊富です。
小児感染症の分野は、一般的な細菌・ウイルス感染症に加え、輸入感染症、重症感染症、新生児感染症、真菌・寄生虫・抗酸菌などの感染症に対応可能です。感染対策を行いながら新型コロナウイルス感染症の診療も行っています。また、院内の抗菌薬適正使用を推進しており、抗菌薬の乱用による耐性菌の増加が起きないように、病院全体で抗菌薬が適切に使用されるよう活動を行っております。他にも、診療所などで対応が困難な方の予防接種、免疫不全症候群の診療なども行っております。
呼吸器疾患は、気管軟化症、気管・気管支低形成、気管支拡張症、慢性肺疾患など、各科と連携しながら、診療を行っております。