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その他の情報

感染対策・抗菌薬適正使用推進チーム

2018年から感染症科および感染対策部門(AST/ICTチーム)と入室している患者さんの感染管理・治療について連携体制をとり始めました。

例えば、感染管理とは入室した患者さんの持っている菌やウイルスなどを、他の患者さんに移さないように対策することです。また、重症のお子さんたちは、点滴など治療に不可欠な各種の管が体に入ることになります。これらの管を侵入経路として細菌が体の中に侵入することがあります。不要な管などは早めに抜くことが重要で、感染を起こさないように先回りをして対応しています。

一方、感染治療は、既に体内に侵入してしまった細菌に対して抗生物質を使用することなどが中心となります。重症なお子さんたちは抵抗力が低下していますので、強力な抗生物質を大量に使用し悪玉菌を壊滅させたいところです。しかし、過度な抗生剤の使用は、抗生剤の効かない耐性菌などの増加を惹起するなどデメリットも大きくなります。このように、適切な対策と治療は重要であり、薬剤部と連携し治療に使用している薬剤が血中にどの程度存在しているか検査し、副作用の起きない量でかつ細菌を治療するために十分なお薬の量なのかを確認しながら治療を進めています。

私達はチームで連携し、治療に最適な薬剤を必要な期間使用し、回復のサポートができればと考えています。

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