感染症科の仕事
- 感染症で入院する患者さんの治療を行います
肺炎や尿路感染症などの感染症で入院される患者さんの主治医となり、治療を行っております。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者さんも多く受け入れております。時には、輸入感染症(デング熱など)や抗酸菌感染症(結核の仲間の病気)などの特殊な感染症の患者さんの治療も行います。 - 免疫不全の患者さんの診察や治療を行います
細菌やウイルスと戦う力が弱いお子さんに対して、ガンマグロブリン補充療法などの治療や、抗菌薬の予防内服などの治療を行っています。また、免疫不全症が疑われる患者さんの診断も遺伝科の先生と協力して、行っております。 - 予防接種を行います
必要な予防接種が受けられなかった患者さん、重い病気を抱えており他の医療機関で予防接種が難しい患者さんの予防接種を行っています。9価子宮頸がんワクチンや新型コロナウイルスワクチンの接種も始めています。 - 他の診療科の患者さんの診療のお手伝いをします(感染症コンサルト)
他の診療科で入院されている患者さんが、発熱した、感染症が疑われる時には、主治医の先生と協力して、感染症の診断や治療を行います。特に、PICUの患者さんは、感染症を起こすと重症になりやすいので、毎日カンファレンスなどを通じて、情報を共有しています。 - 病院全体の抗菌薬の無駄遣いを監視します
病院の中で、不要な抗菌薬が使われていないかを監視しています。感染症の原因に合っていない抗菌薬が使われている、もう感染症が治っているのに抗菌薬が使われている、より副作用の少ない抗菌薬に変えられるなど、色々な状況に応じて、主治医の先生と相談しながら、より良い感染症治療ができるようにしています。 - 感染症に関する情報提供を行います
新型コロナウイルス感染症の流行時に、子供のコロナに関して、情報が不足していました。群馬県のYouTubeチャンネル、自治体の講演会などを通じて、正しい感染症の知識をお伝えするよう活動しています。 - 渡航前の健康相談(トラベルクリニック)
海外渡航前に、現地で必要な感染予防のご説明をします。必要に応じて、予防接種を行います。
定期接種以外の予防接種料金
予防接種によっては複数回の接種が必要な場合があります。一般的な接種回数は、定期接種の回数と異なることがあります。
予防接種 | 1回あたりの料金 | 一般的な接種回数 |
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四種混合 | 11,420円 | 3−4回 |
二種混合 | 5,790円 | 1回 |
麻疹(はしか)・風疹 | 10,150円 | 2回 |
麻疹(はしか) | 7,290円 | 2回 |
風疹 | 7,300円 | 2回 |
日本脳炎 | 7,980円 | 3回 |
BCG | 7,510円 | 1回 |
不活化ポリオ | 10,050円 | 3−4回 |
ヒブ | 8,660円 | 3−4回 |
肺炎球菌(プレベナー13) | 12,230円 | 3−4回 |
肺炎球菌(ニューモバックス) | 9,020円 | 5年毎 |
水痘 | 9,050円 | 2回 |
B型肝炎 | 6,700円 | 3回 |
子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス)(ガーダシル) | 17,410円 | 3回 |
ロタウイルス(ロタリックス) | 14,660円 | 2回 |
インフルエンザ | 4,210円 | 毎年1回または2回 |
おたふく | 7,310円 | 2回 |
破傷風 | 4,850円 | 10年毎 |