歯科・障害児歯科
精神運動発達遅滞のある患者さん、慢性疾患を持つ患者さんの中には、お口の衛生状態を維持することが困難な場合が多いため、むし歯や歯肉の病気が多く見られます。しかし、治療を行う際には、障害や病気についての専門的な知識や特別な管理法を要するため、一般の歯科医院では専門性や、時間的、設備的に対応できない場合が多くあります。
そこで平成17年6月に、群馬県で初の障害児の三次歯科治療を目的とした歯科・障害児歯科が当センターに新設されました。
当科は障害をもったお子さんの三次医療機関として設立されましたが、群馬県には歯科大学病院が無いため可能な限り地域のニーズに対応していきたいと考えています。現在では、基礎疾患のないお子さんの多発う蝕(むし歯)に対する全身麻酔下治療や、術後入院が必要な口腔外科小手術にも対応しています。当センターは渋川地区に設置されておりますが、病院の性格は三次医療機関ですので、全県を対象とした医療を提供しています。
主な診察内容
- 全身管理下(モニタリング、静脈麻酔、笑気吸入麻酔)での歯科治療
- 全身麻酔下での歯科治療(日帰り、入院)
- 口腔外科小手術(埋伏歯、粘液嚢胞、顎骨嚢胞、口腔内良性腫瘍等)
- 摂食・嚥下障害に対する評価、訓練(もぐもぐ外来)
- 当センターに入院している患者さんへの口腔ケア・相談
- 地域医療連携による治療
当センターは、紹介・予約制です。
患者さんを紹介していただく際は、患者さんに紹介状をお渡し下さい。また、来院前には電話で予約をしてから来院していただくよう患者さんにお伝えください。